お土産だけではもったいない!八つ橋最新事情
こんにちは!「京都が足りない。」中の人です。先日、中学生から「京都のお土産って何がいい?」と聞かれたことがありまして。色々考えたんですけれど、「やっぱり定番は八つ橋かなあ」と答えました。京都に行ってきたよーって伝えるにはやっぱり八つ橋ですよね。中学生の皆さんが修学旅行に行った際に役に立てるような(?)情報を調べてみました。
まずは基本から。
■八つ橋の由来
八つ橋(八ツ橋)は京都を代表する銘菓ですが、 その起源・由来は江戸時代だった1689年にまで遡ります。聖護院の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)参道の茶店が出したものが始まりだそうです。名前の由来は、箏曲で有名な八橋検校(やつはしけんぎょう)の名前からとったとか『伊勢物語』の舞台の1つ「三河の国八橋」からとったとか諸説あります。
出典:聖護院八ッ橋総本店
八つ橋は米粉や砂糖を原料とした生地をつかっています。そして、八つ橋は焼き上げた堅焼き八つ橋と蒸しただけで焼き上げない生八つ橋の2種類があります。堅焼きはニッキ(シナモン)の風味が香ばしく、生のほうは様々な餡が中に入っててスイーツとして楽しめる、そんな違いがあります。いずれも人気ですが、わずかに生八つ橋の方が売れているようです(ちなみに、京都で買うお土産菓子のうち45%を八つ橋が占めているというデータもあります!)
■こんなにもある生八つ橋の種類!!
さて、人気の八つ橋店の1つである「本家西尾八ッ橋」さん。こちらのホームページを見てみると、生八つ橋の餡にはこれだけの種類があるのかーと圧倒されてしまいます。
その数なんと20種類以上!抹茶やいちごは自分もよく食べますが、ラムネ味とかマンゴー味まで。すごいです…、さらには期間限定(2015年1月まで)で焼き芋味なども販売中らしいです。「もうわかんねぇな、これ」と思わず言っちゃいそうなラインナップです。
京都には八つ橋の数々の名店がありますが、次にそれぞれのお店が取り組んでいる新しい試みをいくつか紹介していきます。
■体験!八つ橋の焼き上げ作業!
井筒八ッ橋本舗さんでは手焼き作業が誰でもできるという体験企画を行っているそうです。大人1080円で所要時間は45分だそうですので、観光の合間に挑戦してみるというのもできそうですね。要予約らしいので興味のある方は上部リンクをご参考に。
■八つ橋がクレープに!?
さて、再び本家西尾八ッ橋さん。こちらではクレープを販売してます!
【京都グルメ】ザクザクのクランチが新食感!「八ッ橋クレープ」OCどす!! 京都駅 本家西尾八ッ橋 | ロケットニュース24
生地は米粉、豆乳を使用したクリーム、そして八つ橋クランチを中に入れたクレープ。いやあ画像を見るかぎり大変美味しそうです(じゅるり)。2007年に清水坂店で販売開始されたらしいのですが、現在は八条口店(京都駅構内)で買える模様です。
■そして、八つ橋がかわいい生菓子に。
出典:nikiniki
最後に紹介するのは聖護院八ッ橋総本店さんが新たに出した「nikiniki」というコンセプトショップ。単に観光土産として売り出すのではなく、女性の方に愛されるようにというコンセプトから八ッ橋の生地をかわいくアレンジした生菓子を提供しているそうです。季節ごとにそのデザインも違うので楽しめそうですね。
以上、八つ橋のアレコレを本日はお伝えしましたが、あれだけ人気のある観光土産でもなお各お店が努力や工夫されているのだなあと感じました。家でお土産として楽しむのもいいですが、自分用に京都で旅行中に楽しむ八つ橋もいいですね!ではでは。