京都が足りない。

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有頂天家族の前作と新作をつなぐ「冬の女神と毛玉たち」

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出典:TVアニメ「有頂天家族」公式サイト

 みなさん、こんにちは!「京都が足りない。」の中の人です。昨日より始まりました「有頂天家族新作発売記念」企画。今回は、前作を読んでしまって新作を待ちきれない人向けの記事です。実は有頂天家族には前作と新作をつなぐ別の物語があるのです。

 

 

有頂天家族公式読本

有頂天家族公式読本

 

 

 2年前のアニメ化の際に出版された「有頂天家族公式読本」。主な内容としては、物語の紹介、舞台となった京都案内やアニメの監督、声優さんと著者・森見さんとの対談などがあります。そして、最後に特典としてついているのが「有頂天家族 冬の女神と毛玉たち」という書き下ろし短編小説です。前作の大団円である初詣の場面以後、2月の節分の頃までの主人公たちを描いています。前回の記事で紹介した赤玉先生ももちろん登場します。つまりは前作の後日談として気軽に楽しめる話なのですが、月末に発売される新作では、「新緑の候」にあの二代目が帰ってくると予告にありましたので、物語の時系列としては、1作目と2作目の間をうめる短編だといえるでしょう。

 

 季節的にもちょうどぴったりで、この物語に出てくる赤玉先生の言葉「冬が底を打つとき、そこには既に春があるのじゃ」 がすごくしっくり来ます。京都の冬を思い浮かべながら、是非読んでほしい短編です。

 

 でも、小説よりアニメ派という人には、アニメ「有頂天家族」の第一巻をオススメします。その第一巻にはこの「冬の女神」のドラマCDが特典としてついてくるのです。小説を読むのとはまた違う、聴く物語にはまた違う魅力がありますね。前作の憎まれ役の金閣銀閣兄弟というキャラは小説を読むとただ憎たらしいだけという印象だったのですが、ドラマCDを聴くと実に愛らしいキャラだなあと全く違う感情を持ってしまったものです。

 

 

 

 

もうすぐ新作(第二部)が発売されます。まだ「冬の女神〜」を知らない人は是非新作の発売までに本かDVDで楽しんでもらえたらいいなあと思います。ではでは!